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お庭のお手入れ

お庭のお手入れ時期は阪樹園にお任せください。

こちらのページでは、お庭のメンテナンス時期について記載していきたいと思います。
ただ単純に庭に生えているだけでは、庭木とは言えません。枝が伸びっぱなし、虫がついているなど、庭木は放っておくとすぐに美しさを失い汚くなってしまい、庭の景観を損ねてしまいます。 お庭、庭木共に美しい状態を保つには、季節ごとにしっかりしたメンテナンスが必要です。また、土壌の状態や地形などにもより、季節ごと月ごとに微妙な調整が必要になってきます。
以下月ごとのメンテナンスの大まかな事項について記述していきたいと思いますが、下記以外の樹木ごとや、詳しいお問い合わせ・ご相談はコチラよりどうぞ。

落葉樹は冬枯れで葉を落とし、樹木にとって休眠の真っ只中にある1月。何かと外に出るのは大変ですが、植物は春の芽吹きに備えた大切な時期を迎えています。

● 寒肥 ●
最も重要な寒肥を与える時期です。
これは根の活動がもっとも低下している時期に、土の中で時間をかけ分解して栄養になる有機質肥料を与えることで、根にダメージを与えることなく、最適の肥料をタイムリーに与えることができるからなのです。遅くとも根の活動が活発になる、2月上旬までに済ませましょう。
多くの場合は、牛糞堆肥、鶏糞、骨粉などを与えます。また、樹木によりますが害虫対策として、越冬中のダニ・カイガラムシ・スス葉枯れ病・サビ病駆除の為、希釈した石灰硫黄合剤などを散布します。

2月に比べ、3月~4月になり春になり暖かくなりはじめると、樹木とともに病害虫も徐々に活発になってきます。
葉が出てきて見つけにくくなる前に徹底対策しましょう。その他にも冬は庭木の準備期間として植え替えや剪定にも良い時期です。

● 植え替え ●
1月下旬から2月半ばにかけての時期は、花木を植え替える好適期になります。植替えは根を切ってしまう恐れがあるため、木の活動期を避け休眠期に行うのが最も安全です。
2月に入ると開花や開葉に向けた根の活動が始まるため、その前に植替えを行い、花付きを損なうことの無いように春を迎えようとするものです。
但し、2月は一年中で最も寒い時期なので、植替えにはそれなりの注意が必要です。

● 剪定 ●
太い枝の剪定は、樹液の動き始める前のこの時期が最適です。表皮が剥がれにくく、回復も早い為です。幹に接した位置で切り、切り口を消毒します。

少しづつ暖かくなり始める3月は庭木を植える好期です。
なんと言っても庭木にとって絶好のスタートの時期。失敗しないようしっかり準備しましょう。また、植木の移植にも良い時期です。

● 庭木の植え方 ●
大きな庭木は植木屋さんに植えてもらったほうが安心です、もし不安であれば苗木や低木なども好みの場所に植えて庭造りをしてもらいましょう。

● 施肥 ●
芽だし肥えは、わずかに芽が動き出すこの時期に与えるのが最も効果的です。
特に肥料を必要とする植物には良い花芽をつけさせる為に、この芽出し肥えを忘れず行ないましょう。また、花の終わったものにはお礼肥えに即効性肥料の薄い液肥を与えます。

3月の終わりから萌え出た新芽は4月に入ると葉を広げ緑一色に変わり芝生も生き生きとしてきます。

● 挿し木 ●
挿し木は、枝の一部を切り取り地中に挿して発根させる方法です。簡単に苗が出来、親と同じ形質のものを確実に得る事が出来るので、種子のできないものや枝変りのものを増やすのに良い方法です。ただ樹木の種類によりは挿し木ができないものもあり、また時期を選びますのでそのあたりを知っておく必要があります。

● 害虫対策 ●
4月はウメケムシに注意する必要があります。枝の分岐点、小枝の先に巣を張るこの時期に駆除しておきましょう。葉先を縮めてしまうアブラムシ・新芽を食べるシャクトリムシにはEPNを散布します。広葉樹のウドンコ病にはダイセンを使用致します。

これから様々な植物の開花を迎える季節になります。気温上昇に伴い害虫も活動を始めていくので、注意深く観察する必要があります。

● 生垣の刈り込み●
生垣は手入れをしないでおくと丈が高くなり、横幅が広まるだけでなく、枝の出かたが粗くなり下枝が上がって寿命が短くなってしまいます。
これを防ぎ一定の高さと幅を維持した状態で枝葉を密生させるには、刈り込みをすることが必要です。新芽が展開し新枝の伸びきった5月頃に、第1回の刈り込みを行うのが普通です。
7~8月の夏場には徒長枝が出て形が乱れていきますのでもう一回、3回目は10月位です。以後の時期は伸びが止まりますので、1年でを3回は刈り込めるのが理想です。
なお樹種によっても違いがあり、針葉樹は回数が少なくてすみますが、やはり2回は刈り込みが必要です。
枝に粗密があるところは、縄で誘引してから刈り始めまることになります。生垣は一般的に上のほうがよく成長しますので上部を強く刈り、下枝は大切にしてやや幅広く仕上げていきます。角をつけるときは、見通して一直線になるように気を付けて刈り込みましょう。

● 害虫対策 ●
ツバキやツツジにもち病が出ます。ツバキの子房が肥大したり、サザンカでは葉が肥大する事がありますので、元から切り取って焼き捨てておきます。
枝葉の汁を吸う害虫としてアブラムシ、、グンバイムシハダニ、カイガラムシなどがいます。アブラムシ、グンバイムシにはスミチオン乳剤(1000倍)を年6回以内で散布します。ハダニは発生初期にバロックフロアブル(2000倍)を散布します。また、カイガラムシは貝殻を被っている為薬剤が浸透しにくいので5月~6月に発生する幼虫に対しスプラサイド乳剤40(1000~1500倍)を年5回以内で散布します。薬剤散布は1度では効果が出にくいので、10日間隔で3回は特に葉の裏にかかるように散布する必要があります。

6月はいよいよ梅雨に入ります。湿度が高く蒸し暑い日が続くと病気や害虫が発生しやすくなりますので、晴れ間を見て庭樹の整枝剪定を心がけるようにして下さい。
日当たり、風通しが悪いと、害虫、特に病害が発生しやすくなります。

● 剪定 ●
ツツジ類は花が落ちた後花殻が汚く残り、また来年の花芽が初夏に形成されますので、花後早く整枝剪定や刈り込みを行う必要があります。
樹形を維持する為に、少々強く剪定しても大丈夫です。整枝剪定、生垣などの刈り込みが終わった枝は、挿し木に使うことが可能です。アオキ、ヤツデ、ナンテン、カクレミノ等の樹木は、幹から不定芽を出す性質がある為、この時期に葉のついている節の所で切れば新芽を吹いて仕立て直しをする事が出来ます。大きくなりすぎた枝を元から切ってしまうか、あるいは切り戻して高さを調節します。際から伸ばして形を整えるのも良い選択です。

暑さ・湿気と厳しい7月、人間だけではなく庭木にとっても非常に厳しい月になります。
水遣りと暑さ対策には少しコツが必要になります。

● 水遣り ●
庭木等の樹木は草花や鉢植えのものと違い、根を深く張っていますので、少量の水を毎日やるとかえって水分を吸収出来る細根は水を求めて地表近くで伸び、乾燥に弱くなります。
なので、毎日水をやる必要はなく1週間に一度土壌深くまで水が浸透するような水やりをするといいでしょう。
具体的な方法としては穴を掘ったり、また水鉢と言って根元に土を盛って水たまりができるようにもします。保水性を高めるために堆肥や腐葉土を土と混ぜ込むのも良い方法といえます。

● 間引き剪定 ●
落葉樹を含め今月に入ると幹のあちこちから芽(不定芽)を吹きだします。
不定芽というのは、どこから出るかわからない芽のことをいい、そのまま放っておくと上部を阻害することになるので、不必要な物は切り取ってしまいます。

梅雨も明けて8月になると、温度も高く乾燥の日々が続きます。庭木も水不足になりがちなので、葉が枯れたり、萎れたりしてくる事があります。
やはり水遣りには慎重さが必要であると共に、この時期はおそらく腕を出してお庭で作業する為、人間にとって影響のある害虫にも注意が必要です。

● 葉水 ●
古くから植えている庭木はそれなりに自衛をしていますので水をやらなくても枯れることはありません。庭木の葉に塵埃が付着してますので、ホースで圧力をかけて落とします。この作業を葉水といいます。葉水は朝早くか夕刻にホースの先を指先で強く押さえて水を勢い良く放出し、その力で葉を洗います。庭木に水をやる場合、植え込みへホースの先を出しっぱなしにして、たっぷり地中に吸い込ませる様に与えます。

● 害虫対策 ●
イラガ、ドクガの仲間が多数発生致しますので注意しつつ作業を行ってください。樹木の葉の裏に寄生していることが多いので、見つけることが困難ですが、見つけ次第葉ごと切り取り駆除します。

この時期になると心配なのが台風です。庭木が有ると無いとでは、家に対する台風の当たりは大きく違います。
庭木は防風の役目をしてくれる訳ですが、それは庭木の根が大地にしっかり張っているからで、植えて間も無く十分に根を張っていない庭木は、風の力に耐えられずに倒れてしまいます。

● 台風前の対策 ●
まず用心のため支柱をするのが良い方法です。風で倒れやすい庭木は浅根性の樹木や、樹冠が繁りすぎているものです。既に支柱の施してあるもので、縄が切れたり腐っていないかどうか点検しましょう。

● 台風後の処置 ●
台風は外海から来るものですので、潮風を含んでおり、強い暴風雨は砂塵や土なども含んでいます。台風が過ぎたらお庭の樹木をまず真水で洗い流してあげましょう。
葉の裏まで水が行き渡るように洗い流すのが良いでしょう。枝が切れたり倒れてしまった木は、掘り起こしをしたり添え木をしたりしなくてはならず、相当面倒で体力もかなり使います。無理をせず阪樹園へご相談下さい。

庭木は温度の低下と共に樹液の移動が緩慢になり、植え傷みが少ないので植え付けや移植の適期となります。また10月辺りの時期での食害は、落葉期に入る前ですので樹木へのダメージは少ないでしょう。ただし、花芽を食害されると来春の開花に影響がありますので注意。

● 生垣の止め狩り ●
生垣は夏の間に刈り込んでおけばかなり整形を保ちますが、その後秋の間にも少しは伸びてきますので、10月の下旬位の時期に冬に備えた最後の化粧刈り込みをしておきます。
ですが春に開花する庭木は、大体今月中にはもう花芽を付けていますので、刈り込むことにより花芽が無くなってしまいます。例えば特に枝の先端に花芽を付けるサツキ、ツツジ類などは刈り込まない様注意しましょう。

11月は落葉樹の植付けの適期です。落葉樹は11月中にはほぼ落葉し、春まで休眠に入るので移植の好期です。また、寒さに弱い庭木もありますので防寒対策も始める必要があります。

● 防寒対策 ●
ヤツデ、ソテツ、ヤシ、カンチク等は藁で樹全体を覆います。この防寒方法は従来から日本の庭で見受けられてきた方法なので、寒い地域で目にしたことがあるかと思います。
防寒は幹に藁を巻き保護する方法と、囲いを作って冷たい風に当たることを防ぎ、地面にマルチングをし地熱の低下を防ぐ方法があります。
雪の多い地方では、骨組みをしっかりしないと倒れてしまいます。その為、雪折れを防ぐのには、また違う巻き方があります。

12月にもなると庭木の落葉もほとんど終わり、寂しく感じることと思います。
この時期に幹枝を注意深く観察すると、害虫の卵があちこちに産卵されているのが見つかります。放置してしまうと、来年の春に一斉に孵化して大変なことになりますので、今のうちに駆除しましょう。

● 病害虫の卵 ●
産卵後に黄褐色の短い毛を山盛りに多数積み上げるマイマイガ、直径1~2mmの球形をした卵を多数帯状に産卵しているオビカレハ、うずらの卵を長さ1cmほどに小さくしたようなイラガのサナギ等が、観察しているとよく目に付くかと思いますので、剪定ばさみ、鎌などで擦り、卵などを駆除して下さい。
また落葉を株元や庭隅に積んで放置しておくと、害虫や病原菌の越冬場所になってしまいますので、焼却処分に出すか、庭を掘り土中深く埋め込んでください。
処理に困るほどの量がある場合は、阪樹園にご相談下さい。

上記でご紹介させて頂いた全作業は、全て阪樹園にお任せいただけます。専門的な知識が必要を剪定や消毒など、難しいと感じた方は是非一度ご相談下さい。
庭木にはやはり、小まめな剪定や施肥を定期的に行わなくてはなりませんので、毎月の管理を年ごとに全て、任せていただく事も少なくありません。
専門のスタッフが親身にアドバイスを致しますので、難しい部分だけのサポートから定期メンテナンスまで何でも一度ご相談下さい

皆様の大切なお庭を綺麗に保つ為の最善の方法を共に考えましょう。

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